Archive for KSK-anl

Code for Japan

先日、Code for Americaの創設者、Jennifer Pahlkaの以下のTEDを見て胸を打たれました。政府にねだるだけではなく、自分たちで必要なデータやアプリを作っていこう、という取組みに21世紀の市民はこうあるべきだな、と思いました。

(日本語字幕:右下のCaptionメニューからJapaneseを選べます)

そして、Code for Japanが昨年できていることを知りました。こちらは、Code for Americaにならって日本でも「ともに考え、ともにつくる」というテーマの下、様々なバックグラウンドのメンバーがオープンに地域のかかえる課題を解決しようと活動されている団体です。

先週の休日、偶然地元(奈良)でCode for Naraのイベントがあり、定員オーバーだったのを無理やりお願いして参加。ならまちを調査してWikipediaやOpen street Mapを編集などを体験させてもらいました。代表者の方にお話しを伺うと、今年から活動を始めたばかりだが、今後は行政とも協力しながら役立つデータやアプリなどを提供していきたいとのこと。こういう取組みが日本全国で広がっていくと本当の意味でスマートな社会になっていくと思います。

会社としても、個人としてもこういう取組みには積極的に関わっていきたいですね。皆さんも地元のCode for XXXを一度検索してみてはいかがでしょうか?

 

日本発のビッグデータ解析OSS NYSOL.bizをオープンしました

日本発のオープンソースであり、利用者が急速に広まりつつあるビッグデータ解析ツールのNYSOL(http://www.nysol.jp)は、本日、メジャーアップデートとなるNYSOL 2.0をリリースしました。プレスリリースはこちら。

KSKアナリティクスは、このNYSOLプロジェクトを積極的に支援しており、この度NYSOLをビジネス面から支援するサイト「www.nysol.biz」をオープンしました。

本サイトでは、初心者の方の疑問点にお答えできるポータルサイトを開設しました。疑問が生じたら誰でも無料でに記載することができます。また、NYSOLの教育トレーニングや、ソフトウェアの商用サポート、NYSOLを使ったデータ分析サービスなどのビジネス支援の情報を配信しています。皆様、ぜひご利用してコミュニティメンバーになってください。大規模データ解析 NYSOL.biz

特に統計解析のRを使用されているデータ分析者の方や、パフォーマンスで困っておられる技術者の方からのNYSOLへの評価や反響は大きいです。当社メンバーも積極的に関わっております。ぜひこの素晴らしい日本発のオープンソースを世界に広げていきたいと思います。

 

Thanks for 2013, Jump for 2014

2013年は、ビッグデータ、アナリティクスに注目が集まったことを実感した年でした。KSKアナリティクスは、おかげさまで対前年売上150%超の成長を遂げることができました。これも多くのお客様、お取引先、社員のみんなのおかげです。創業時から比べるとビジネスの規模が大きくなっていく嬉しさとともに、企業として責任も大きくなっていることを感じます。でも市場からみれば小さな存在、まだまだこれから努力が必要です。

2014年も、日本のアナリティクスを牽引できる企業をめざし、さらなる成長を遂げていきたいと思います。そんな中でも根幹である経営理念には忠実に、そのための方法・手段については、良いものをどんどん取り入れて変わり続けることのできる柔軟な企業でありたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

Pentaho日本ロードショー2013を開催しました

2013年9月25日(東京)、27日(大阪)で、Pentaho日本ロードショー2013を開催しました。当日は、Pentaho社やKDDI様からもゲストをお招きし、普段は聞けないお話をいただきました。弊社で行う初めての大きなプライベートショーでしたので、不安もありましたが成功のうちに終了することができました。

ご来場いただいたお客様、パートナー様、誠にありがとうございました!また準備や運営を支援いただいたスタッフの皆さん、社員の皆さん、大変お疲れ様でした!今後ともPentahoおよびKSKアナリティクスを、どうぞよろしくお願い致します。

 

人材募集

現在、業務拡張のため、東京地区でセールスのメンバーを若干名募集しております。オープンソースのビジネスアナリティクスにご興味のある方、ぜひご応募ください。
もちろん、コンサルタント・エンジニアの方もご応募も引き続き行っておりますので、ご興味ありましたら、ぜひエントリーください。

詳細・ご応募は以下まで。
http://ksk-anl.com/recruit

米国に来ています

今週は久しぶりにUSに出張しています。まずはSan Francisco経由でOrlandoに到着。Orlandoは米国南東部のフロリダ州。日本でいう沖縄のようなところです。もうすっかり夏でした。

目的の一つは日本からはるばるいらした複数社のお客様のアテンドです。Pentahoのオーランド本社を久しぶりに訪問。Richard、Jake、Doug、Rodなどマネジメントメンバー勢ぞろいでした。Richardのいつもの創業からの歴史(といっても9年目ですが)とビッグデータへの取り組み、Jakeからは製品ロードマップとHadoopとの親和性についてプレゼン。ご参加者からは短い時間でしたが積極的に質疑応答いただきました。

Pentaho社にPentaho&KSK Decoチョコをお土産に。Wow, Cool!と言ってくれましたが、味の方は私は食べてないので分かりません。美味しいことを祈っています。。。

 

Orlandoの後は、San Franciscoへ戻りました。San Franciscoは、5月とは思えないほど肌寒く、風もびゅーびゅー吹いて、薄着には堪えました。さらにホテルのシャトルバスがなかなか来なくて、やっと深夜12時過ぎてチェックイン。

翌日Cal trainに乗って、San Francisco市内に。Cal trainは初めて乗りましたが、自転車が積めるんですね。市内の移動には便利そう。

さらに次の日はPalo Alto, Mountain Viewのいくつかの企業を回りました。2年前に比べても、ビッグデータやアナリティクスを事業とするベンチャー企業が、すごく増えていっている印象を持ちました。またスタートアップであればあるほど、みんな尖っててユニークですね。この中から、未来のリーダー企業も出てくると思います。改めて層の厚さを実感。ただ、日本で展開する場合は、尖りすぎていると市場として成立しない場合が多いので、もう少し一般化する工夫が必要だと思います。

TreasureData Ohtaさん、Tamuraさんのところに、PentahoのRichardと訪問。CloudベースのデータウェアハウスとEnd to Endのビジネスアナリティクス、とても相性がいいと思いますので、ぜひ良い関係を結んでもらいたいと思います。日本人がシリコンバレーでStartUpを起こして、頑張っておられるのを見ると応援したくなります。とても前向きなエネルギーをもらいました。

 

 

 

 

図書支援制度を始めました!

KSKアナリティクスでは、社員の図書支援制度を始めました。以下のような取り組みです。

・1人月1冊まで好きな本を購入可能。(Max5000円)

・ジャンルは問わないが業務や自己啓発に役立つもの

・レシートをもとに月の経費精算時に請求

・買った本は会社本棚に保管、他の人も利用できるようにする。

 

特に技術情報やビジネス情報は、うちのような知識集約型の労働には必要不可欠です。書籍は、先人が苦労して得られた体系的な知識が何千円のコストで手に入れることができる、素晴らしいものです。

一方で特にオライリー等の技術書は良書が多いものの、個人で購入するには結構きつい。。。ということで、会社で負担することにしました。金額制限もよほど高価な本でなければ問題ないはずです。

会社自体の成長も重要ですが、その成長を支えるのは社員です。社員の成長なくして、会社の成長はないと実感しています。人を育てる、なんておこがましいことは言えませんが、人が育つ環境や制度は用意していきたいと思います。良い環境があれば人材は育つと思います。

 

 

Thanks for 2012, Jump for 2013

2012年は、おかげさまで弊社にとって大きな飛躍の年になりました。

6月には社名をKSKアナリティクスに変更し、データ分析と活用に強くフォーカスしました。8月にはJedoxのロードショーを行い、国内でのサービスを開始しました。

特に秋以降は、ビッグデータやHadoop関連システムの導入の高まりにより、Pentahoを中心に多くのお客様に導入いただき、対前年150%超の実績を残すことできました。

2013年は、さらに特にPentahoを中心にビジネスインテリジェンス、ビジネスアナリティクスの需要が多くなるものと予想されます。高まる需要にこたえるべく、現在弊社では、社内体制の強化やパートナー制度の充実を行っています。

来年は、さらに多くの社員、パートナー、お客様ともに、今年以上の成長を実現して、アナリティクスの分野での真のExcellent Companyに近づけるよう努力していきたいと思います!

 

 

中小企業とベンチャー企業

先日、独立を視野に入れている方から質問を受けました。
「森本さんは、何がやりがい(モチベーション)なのですか?」と。
「その時は、チームをまとめて何か目標を達成するのがもともと好きなんですよ」
なんて話ましたが、後から考えてみるといろんなモチベーションがあることに気づきました。

お金?名声?、私も人間なのでもちろんこうした欲はあります。ただこれだけを目的にするのであれば、別に現在のBI、アナリティクス事業にする必要はありませんでしたし、どこかでやる気をなくしていたような気がします。

つまるところ、モチベーションの源泉は、イノベーション(世の中や業界を変えるインパクトのあること)を成し遂げられるかもしれないというワクワク感、そうなったら自分も周りのみんなも物心ともにハッピーになれるという期待感、が源であるように思います。

中小企業とベンチャー企業、どちらも企業規模でいうと同じカテゴリーかもしれませんが、この想いや野望を持っているかどうかが分かれ目だと思います。

KSKアナリティクスはベンチャー企業です。オープンソースとアナリティクスを武器に業界にイノベーションを起こす存在でありたいと思います。

「ビッグデータ」は「ビッグウェーブ」となる得るか?

Bigwave Mixer Brush
昨今、ビッグデータがバズワードになっており、メディア等でも特集が組まれています。先週NHKのクローズアップ現代でビッグデータの特集している番組を見て、もう一般的な言葉になりつつあるんだな、と実感した次第です。

まるで夢の魔法箱のように語られる時もあれば、90年代のデータウェアハウスブームを例に一過性のものと冷静に見る向きもあります。

私はというと、ちょうど中間のスタンスでしょうか。残念ながら、ビッグデータはいわゆる1度きりのビッグウェーブ(千載一遇のチャンス)といったものではないと思います。ただ、大きな時代の流れは、ビッグデータからもたらされるアナリティクス(分析力)を求めていますし、企業も他社と差別化し、成長していくためにそれを必要としています。

その意味では、少しずつ波が大きくなっている、といった方が良いかもしれません。根拠のない夢物語にすがらず、かといってみやみに批判的にならず、現実的な分析力の活用方法でお客様を支援していきたいと思います。

「データ」を価値ある「情報」へ  株式会社KSKアナリティクス