Archive for KSK-anl

発散と収斂(大きく学習して、小さくまとまる)

ディープラーニングなどのニューラルネットワークのモデル作成では、学習率(学習過程でどれだけ大きくパラメーターを更新していくか)が重要と言われます。良いモデルを作るためには、学習率は一定にするのではなく、学習が進むたびに変化させることが必要です。一般的には、初期は大きく学習させて、学習が進むにつれて小さくしていきます。なぜなら、最初はどこがもっとも良い場所かがわからないからです。しかし学習を重ねることで、そのポイントはわかってきます。

面白いことに、これは、人の人生、会社の組織においても同様のことが言えます。私たちは生まれてから(特に若年期において)多くのことを学習し、失敗し、そこから学び、自らを変えて、成長していきます。その中で自分のやりたいことを見つけ、そして、最終的には特定の分野に収斂していきます。私自身も、大学を出て就職してから、将来に迷い、留学・転職・独立など様々な学習を通して、今の進むべき道を見つけました。

人が集まってできる組織(会社)も同じことです。当社の創業前後2005年〜2007年は様々な事業をトライアルしました。(先日数えて見たら企画段階で終わったものも含めて10事業ほどありました。)その中で、今のデータ分析にかかわる事業の将来性や面白さに気づき、そこに専門特化して行きました。多分、色々な事業の可能性を試していなければ、ピボットすることもなく、結果として現在のビジネスの可能性に気づく機会も得られなかったと思います。
今後もまた新たな発散と収斂を繰り返して行きたいと思います。

2018 Kick-off!!

大阪本社で2018年のキックオフMTGを開催しました! 今年は、既存ビジネスに加えて、自社の機械学習&データ加工ソフトウェアをリリースしていきます。また今後のIPOに向けた重要な年でもあります。より多くの「感動」K、より多くの「成長」S、より多くの「貢献」Kができるよう、楽しみつつも頑張りたいと思います!

 

ksk-analytics

Rush events

秋のイベントシーズンになり、ほぼ毎週のように当社メンバーが講演・出展しております。
データ分析関連のイベントは創業当初は集客に苦労しましたが、今は本当に多くの方に興味を持っていただき、ありがたい限りです。お時間許せばぜひ参加ください。

10月23日(月) IoTカンファレンス 【展示・東京】
10月23日(月) データサイエンティスト・シンポジウム 【講演・東京】
10月24日(火) イノベーションリーダーズサミット、次世代ベンチャーショー 【展示・東京】
10月25日(水) NIDays2017 【講演・東京】

11月1日(水) データ分析・統合ツール無料紹介セミナー【セミナー・東京】
11月7日(火) Cloudera World Tokyo 2017 【展示&講演・東京】
11月13日(月) データサイエンティスト協会 第3回セミナー 【セミナー・大阪】
11月16(木) データ統合・ETLツール「Pentaho」の活用法 【セミナー・大阪】
11月24(金) データ統合・ETLツール「Pentaho」の活用法 【セミナー・東京】
11月28日(火)29(水) RapidMiner トレーニング Pt1 【セミナー・東京】
12月6日(水) データ分析・統合ツール無料紹介セミナー【セミナー・東京】

イベント等の詳細

 

誰もが当たり前にデータを分析・活用できる社会

KSKアナリティクスは、Data Analysis for Everyone! (誰もが当たり前にデータを分析・活用できる社会)をビジョンにしています。私たちは、高価で使いづらい分析ツール、分析人材の不足、分析ノウハウの欠如の課題を解決し、日本のビジネスパーソンが真の意味でデータを活用できるようにしたいと思っています。これを2025年までに行うのが目標です。それはゆっくりと、しかし確実に進んで行きます。

例えば、2025年のビジネスミーティングは以下のようになっているでしょう!

meeting

見た目は今と何も変わっていません。。。多分PCやスマホ、タブレットなどのハードウェアはそれほど変わらないでしょう。しかし、その中で動作するツールは、表計算ソフトやBIツールに加えて、機械学習ツールが活躍しています。ツールはより使いやすく、低価格になり、業務と一体化することで、現場のビジネスパーソンが当たり前に使うようになります。また機械学習の概念もより一般化し、データ分析のスキルも広く行き渡るようになります。当然今よりも生産性は格段によくなります。

AIにより、仕事を奪われる・・などの議論がありますが、ディープラーニングも機械学習の一つにすぎません。業務や課題により、どのアルゴリズムが最適なのかは変わって来ます。2025年のビジネスミーティングは、機械学習による仮説発見&検証と、人間の経験を合わせたハイブリッドな意思決定が当たり前になっていると思います。

また、オフィス街にあるお弁当屋さんは、以下のようになっているでしょう!

bento

こちらも見た目今と何も変わっていません。。。しかし、ここに並んだお弁当は、ほぼ欠品なく、廃棄ロスなく売り切れるようになります。そしてそのお弁当屋のおばちゃんは翌日の弁当仕入れ量をスマホのアプリを通して勘案し、発注決定できるようになります。発注システムは、シンプルなインタフェースの後ろで洗練されたアルゴリズムが動くことで、効果的な意思決定支援を可能にします。

KSKアナリティクスでは、現場の方が使えるデータ加工&機械学習ツールを現在開発しており、今年後半にリリースする予定です。また時期が来ましたら発表させていただきますので、ご期待ください!

 

2017下期MeetUpを開催しました

先週7月14日(金)東京オフィスで社員MeetUpを行いました。ご参加いただいた皆さんお疲れ様でした。いろいろと準備調整いただいた皆さんありがとうございました。

【KSKは何のために在るのか?KSKはどこへ向かうのか?】
社員総会での私が多くの時間を使ってお伝えしたこと、それは、「何のためにKSKアナリティクスは存在するのか?(この航海の目的)」、「何を目指すのか?(この航海の目標)」ということでした。

1.航海の目的=経営理念
繰り返しになりますが、KSKアナリティクスは、
K:お客さまに「感動」を与え、
S:社員が「成長」し、
K:コミュニティや地域に「貢献」するために、この世に存在しています。
これは、当社がこの世に存在し続ける理由であり、この航海の続ける目的です。

2.航海の目標=ビジョン
私たちが作り上げようとする世界、それは、「Data Analysis for Everyone!(誰もが当たり前にデータを分析・活用できる社会)」、です。

「近所のお弁当屋のおばちゃんが明日の弁当の仕入れ需要予測をスマホを通して行える」
「一般のビジネスパーソンが表計算ソフトのように機械学習技術を活用できる」
「製造現場の工程改善にディープラーニングが当たり前に使われている」

そんな世の中になった時に、企業の生産性、ひいては人間の生産性は飛躍的に向上し、自ら課題を解決できるより良い世の中になると信じています。

松下幸之助氏が家電の民主化により豊かな生活を作ったように、MicrosoftやGoogleが情報の民主化によりIT/Webという新たな世界を作ったように、データ解析を民主化することで、大きなイノベーションが起こると考えます。
(AIを民主化することとは少し違います。AIはあくまで一つの技術手段です。AIを含む様々なデータ解析技術や思考方法を世の中に広く行き渡らせることで、人々が自らの意思でより良い意思決定が行えます)

KSKは、オープンソースによる分析サービスを提供する国内唯一の企業として、この世界を作っていくことができます。そして我々にしかできない仕事です。この機会に感謝し、使命感を持ちながら、でも楽しくこの航海を皆さんと一緒に進めていきたいと思います。

下期もよろしくお願いいたします!

社内にSafari Online(サファリオンライン)導入

先月よりKSKアナリティクス社内でSafari Onlineを導入しました。

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Safari, the world’s most comprehensive tech & business learning platform
(サファリ  世界で最も包括的な技術とビジネスの学習プラットフォーム)
https://www.safaribooksonline.com/

【特長】
・良質な海外技術書(Oraillyなど)を読み放題できる。
・最新のビジネスやテクノロジーの講座を好きなだけ受講できる。
・PCやタブレットで持ち運びでき、いつでもセルフスタディできる。
・コンテンツはすべて英語のため語学の学習にもなる。
・価格は個人契約の場合は、1人年間$399(4万円強)。

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今までオライリーの技術書籍などは書籍制度(月5000円まで支給)で各人で購入していましたが、Safariではこれがすべて読み放題となり、かつ電子書籍として閲覧&共有できます。またデータサイエンスの良質な教材コースが揃っています。ボリュームディスカウントしてもらえたので、個人で導入するよりも安価に導入ができました。

データサイエンスは、まだ新しい分野で決まった教育カリキュラムがないため、セルフスタディが中心となります。それであれば、やる気のある人にそうした環境を整えてあげることが一番重要じゃないかと思います。(私も文系ですがテクノロジー大好きですので、バリバリ活用する予定です。) データ分析、アナリティクスに本気で取り組みたい方、ご応募いつでもお待ちしています!

 

RapidMiner東京ロードショー2017

先週の2月9日、丸の内にて当社主催の「RapidMiner 東京ロードショー2017」を開催しました。あいにくの雨の中約80名の皆様が来場され、イベントは盛況となりました。

三部構成のイベントは、RapidMiner社の創業者兼CEOのインゴ・ミヤスヴァ氏の講演でスタートしました。ミヤスヴァ氏のユーモラスで軽妙な語り口からデータ分析の重要性に鋭く切り込む展開に、参加者も同時通訳を介し、集中してプレゼンテーションに聞き入っていました。

続いて当社セールス&マーケティング本部の高木が、操作デモンストレーションとともにRapidMinerを紹介。実践的なデータを使ったプログラミングで、分析プロセスのサンプルをスクリーンに投影し、参加者はビジネスインテリジェンスとビジネスアナリティクスの違いに注目していました。

最後のユーザーセッションでは住友金属鉱山株式会社 佐藤健司様より、RapidMinerの導入事例をご紹介いただきました。現場の生の声に、参加者の中にはメモをとる姿も多く見られ、熱心に聞き入る様子が数多く見受けられました。「システム屋にはデータ分析はできません」との言葉には多くの参加者が強く反応されていました。

講演終了後も、講演者の周りに人垣ができるなど、参加者の注目度の高さを感じることのできるイベントになりました。

イベント終了後、製品についてのご質問やデータ分析に関するご相談を数多くいただきました。今後とも継続して同様のイベントを企画して参りますので、その際にはぜひご参加ください。

2017始動!

当社の2017年が始まりました。KSKアナリティクスでは、先週新しくなった大阪本社オフィスで、2017方針説明を行いました。今年は、既存事業を拡大しながら、開発を進めている新規事業(分析プラットフォーム)を成長させていきます。
創業して10年、データ分析市場の拡大とともに、社員も会社も着実に成長している実感があります。この状況に感謝し、真摯に、精力的に、楽しく成長していきたい、KSKアナリティクスは、そんな人が集う企業でありたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

 

Jedoxパートナーサミット2016

Jedox KSKアナリティクス

2016年9月27-29日、ドイツ、ベルリンでJedoxのパートナーサミット2016が開催されました。世界各国から集まったパートナーとEU、US、アジアのJedoxメンバーが一堂に会するイベントです。

KSKアナリティクスは、アジア地区での売上貢献が評価され、今回初めてのPartner of the Yearを受賞しました!これも日頃お世話になっているお客様、パートナー様のおかげです。この場を借りて御礼申し上げます。

Jedox KSKアナリティクス

Jedoxは予実管理などに最適なExcelベースのBIです。Jedox日本語サイトはこちら

無料体験版もありますので、まだの方ぜひお試しください。

 

ビジョン策定、Data Analysis for Everyone !

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桜の花も散り、新緑の眩しい季節が始まりつつあります。KSKアナリティクスも、新たな取組みを始めています。今回新たにビジョン:Data Analysis for Everyone! を策定しました!

KSKアナリティクスでは、経営理念として以下を掲げています。
お客様に「感動」Kを
従業員に「成長」Sを
社会・コミュニティに「貢献」Kを
これは、当社が存在し続ける限り、変わらない経営理念です。

一方で、数年先~数十年先に実現したい世界を表したもの、それがビジョンです。

Data Analysis for Everyone! (誰もが当たり前にデータ分析・活用できる社会)

【説明】
数万年前に「言葉」が生み出され、ヒトは他者と知識を共有できるようになりました。
数千年前に「文字」ができて、本によりヒトは知識を後世に残せるようになりました。
数十年前できた「Web」は、世界中の知識を共有し蓄積できるようにしました。
数年前から話題となっている「Data」は、それらが融合され新たな知識を産み出しはじめました。

一方で、一般社会において「Data」はどれくらい活用されているでしょうか?データ分析・活用はまだ黎明期です。一部の高度な技術をもった人でないとその恩恵に預かれない状態です。一般のビジネスパーソンがデータを分析・活用するにはまだ高い壁があります。なぜなら、以下の問題があるためです。

・分析ツールが高い、使いづらい
・分析できる人材がいない
・分析ノウハウがない

KSKアナリティクスは、誰もが当たり前にデータを分析・活用できる社会を作るために、「オープンソース・ソフトウェア」と現場と協働する「アナリティクス・サービス」で、これらを解決していきます。これは、たぶん日本では我々が一番得意なことであり、我々に課せられた使命です。

今から5年、2020年には、このビジョンを実現したいと思います。多くの日本企業でデータ分析・活用がもっと一般的なものとなっていった時、日本企業の価値生産性は上がり、KSK Analyticsも大きく成長していると思います。

このビジョン実現のため、これからの数年間、邁進していきたいと思います。