Nysolプロジェクトと協業を発表しました

先日Nysolプロジェクトとの協業をプレスリリースしました。プレスリリース本文はこちら

Nysolは、関西学院大学の羽室先生が中心となった進めておられる大規模データ処理・分析のためのソフトウェア群です。羽室先生は、先進的なデータ分析で数々の国家プロジェクトに参画されたり、必要ツールを実際に開発(オープンソースMusashiやKGMODなど)多方面に活躍されています。

実は、私が初めてデータマイニングを学んだのも、関学MBAの羽室先生のデータマイニングの講義でした。もう7-8年ほど前になります。当時は、KSKを創業したばかりで、すでに海外でMBAは取得していたものの、このデータマイニングの講義を取りたいがために、関学MBAに再度入学しました。(先日その時の小論文が机の中から見つかりました。こちらです、まだビッグデータという言葉が一般的でなくデータ爆発と記述しています。) 受講した授業自体も素晴らしかったのですが、日本にも自ら高度な分析を行いながら、ユニークなアルゴリズムやツールを開発される方がおられるんだと、カルチャーショックを受けたことを覚えています。

今回、Nysolプロジェクトとして、今までの大規模データ処理や分析のノウハウが、さらに強化され、そしてオープンソースとして公開されました。その中でも、核となるMCMD(Mコマンド)は当社のお客様でもその性能が評価されており、商用データベースを使って20時間ほどかかっていた処理が、わずか1時間で完了したケースもあり、今後の本格的なサービス提供に期待の声を寄せていただいています。

今後は、日本の中での成功事例を作るとともに、この日本発の素晴らしいオープンソースを世界に提供していく支援をさらに促進したいと思います。

 

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