データサイエンティスト vs スマートクリエイティブ

ビッグデータという言葉とともにデータサイエンティストへの注目が集まりました。データサイエンティストとは、増え続ける多様なデータから、業務知識とITと統計スキルを武器に、ビジネスに活用できる知見を引き出す専門家のことです。データサイエンティストに必要なスキルや育成方法など、さまざな論議がされています。

一方、How Google Works(私たちの働き方マネジメント)で提唱されているものにスマートクリエイティブがあります。スマートクリエイティブとは、Googleのエンジニアを想像してもらうとイメージしやすいと思います。その基本要件は、以下といわれています。
・ビジネスセンス
・専門知識
・クリエイティブなエネルギー
・自分で手を動かして業務を実行しようとする姿勢

さらに、その特徴を表現すると...
高度な専門知識を持ち、経験値も高い/分析力も優れている/ビジネス感覚も優れている/競争心も旺盛だ/ユーザのことを分かっている/好奇心も旺盛だ/リスクをいとわない/自発的だ/細かい点にまで注意が行き届く/コミュニケーションが得意だ

こう見てみると、スマートクリエイティブは、データサインティストも包含する広い概念であることが分かります。そして、データサイエンティストの価値が社内向け(売上向上やコスト削減等)なのに対して、スマートクリエイティブの価値は社外向け(データを使ったビジネスの創出)であることに気付きます。

KSKアナリティクスでは、お客様に向けてデータ分析サービスを提供するため、データサイエンティストを育成支援しています。ただ、データサイエンティストの将来のキャリアを考えた時、スマートクリエイティブは更なる素晴らしいステップだと思っています。スマートクリエイティブの人たちが集まり、面白いプランを産み出し、プロトタイプを作り、サービスやアプリを提供する、そしてサービスを育てるためのヒト・モノ・カネを当社が提供する、そんな仕組みを少しずつ作っていっています。

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